Thursday, October 29, 2026
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アルマライ、2026年第3四半期の売上高61億9,000万リヤル 前年同期比11%増

アルマライ、2026年第3四半期の売上高61億9,000万リヤル 前年同期比11%増

サウジアラビアの乳製品・食品大手アルマライは、2026年第3四半期の売上高が61億9,000万リヤルとなり、前年同期の55億5,000万リヤルから11%増加したと発表した。リヤド発の発表をサウジ通信(SPA)が伝えた。

2026年1~9月の累計売上高は前年同期の166億1,000万リヤルから10%増の182億2,000万リヤルとなった。四半期ベースで2桁の伸びを確保した形だが、この成長の中身をどう読むべきだろうか。

第3四半期の純利益は6億1,780万リヤルで、前年同期の6億1,320万リヤルから1%増にとどまった。同社は、収益構成の改善があった一方、乳牛飼料の海上輸送費の増加と、エネルギー費用の高騰に伴う流通費の増加がほぼ相殺したと説明している。

1~9月累計の純利益は19億9,000万リヤルで、前年同期とほぼ横ばいだった。売上高が10%伸びる一方で利益が伸びない状況を、投資家はどう評価するのだろうか。

アルマライのFawaz Al-Jasser最高経営責任者(CEO)は「アルマライは2026年第3四半期に幅広い売上成長を達成した。ブランドの強さ、中核カテゴリーでの根強い需要、事業全体での規律ある実行に支えられたものだ。近年行ってきた投資は成長に寄与しつつあり、各市場の消費者にサービスを提供する能力を強めている」と述べた。

カテゴリー別では、乳製品・ジュース部門が持続的な需要と収益構成の改善の恩恵を受けた。継続的な商品開発とポートフォリオの拡充が、変化する消費者嗜好への対応を支えたとしている。

ベーカリー部門は、販売構成の改善、商品開発、規律あるコスト管理に支えられて業績が改善した。同社は対象を絞った商品開発と選択的な成長機会の追求も続けている。

一方、プロテイン部門は前年同期に比べて純利益への貢献が減少した。家禽市場の供給状況、エネルギー費用の高騰に伴う流通費の増加、立ち上げ費用が背景にあるとしている。

飼料輸送費と流通費という2つのコスト要因は、いずれも同社の事業構造に根差したものだ。乳牛飼料の多くを輸入に頼る同社にとって海上輸送費の変動は避けられず、エネルギー費用は配送網全体に影響する。売上高が伸びても利益率が圧迫される構図は、当面続くのだろうか。

ただ、第3四半期の純利益が前年同期をわずかに上回った点は見逃せない。収益構成の改善がコスト増を吸収しきれなかったものの、少なくとも利益を維持した形だ。1~9月累計でも19億9,000万リヤルと前年同期並みを確保している。

カテゴリー間の明暗も特徴的だ。乳製品・ジュースとベーカリーが伸びる一方、プロテイン部門は家禽市場の供給状況という外部要因に加え、立ち上げ費用という一時的な負担を抱えた。立ち上げ費用が今後どこまで続くのかは、SPAの発表では明らかにされていない。

CEOの発言は、ブランド力と中核カテゴリーの需要、事業運営の規律という3点を成長要因として挙げている。過去数年の投資が成長に寄与し始めたという表現は、設備や体制への支出が実を結ぶ段階に入ったという認識を示すものだ。

もっとも、発表には投資の具体的な内容や金額、対象地域は示されていない。どの市場でどの投資がどの程度寄与したのかは不明のままだ。

売上高11%増という数字は、食品大手として堅調な需要を取り込んだことを示す。一方で純利益1%増という結果は、コスト環境の厳しさを映している。売上と利益の伸びの差をどう埋めていくのかが、今後の焦点となる。

SPAの発表では、第3四半期および1~9月累計の売上高と純利益、カテゴリー別の概況、CEOのコメントが示された。カテゴリー別の売上高や利益の具体的な金額、地域別の内訳、今後の見通しについては言及されていない。

第3四半期の売上高と純利益はいくらか。 売上高は61億9,000万リヤルで前年同期の55億5,000万リヤルから11%増。純利益は6億1,780万リヤルで前年同期の6億1,320万リヤルから1%増だった。

純利益の伸びが1%にとどまった理由は何か。 収益構成の改善があった一方、乳牛飼料の海上輸送費の増加と、エネルギー費用の高騰に伴う流通費の増加がほぼ相殺したためだと同社は説明している。

1~9月累計の業績はどうだったか。 売上高は前年同期の166億1,000万リヤルから10%増の182億2,000万リヤル。純利益は19億9,000万リヤルで前年同期とほぼ横ばいだった。

カテゴリー別の状況はどうだったか。 乳製品・ジュースは需要と収益構成の改善、ベーカリーは販売構成の改善と商品開発で業績が改善。プロテインは家禽市場の供給状況や流通費増、立ち上げ費用で貢献が減少した。

CEOは業績をどう総括したか。 Fawaz Al-JasserCEOは、ブランドの強さ、中核カテゴリーの需要、規律ある実行に支えられた幅広い売上成長だと述べ、近年の投資が成長に寄与し始めたとしている。