Monday, October 19, 2026
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ノバスクリート・コンソーシアム、ACI賞「Flatwork」部門で世界1位

ノバスクリート・コンソーシアム、ACI賞「Flatwork」部門で世界1位

サウジアラビアのノバスクリート・コンソーシアム(NovusCrete Consortium)が、米国コンクリート学会(ACI)が主催する国際的な「Excellence in Concrete Construction Awards」の「Flatwork」部門で世界1位を獲得した。サウジ通信(SPA)が10月18日、リヤド発で伝えた。

SPAによると、この年次授賞式は世界のトップリーダー、意思決定者、専門家が集まり、8つの部門にわたるコンクリートの設計と施工における革新と卓越性をたたえる場だ。「Flatwork」部門は、舗装、駐車場、滑走路、商業・産業用床など、水平なコンクリート表面で特徴づけられる革新的なプロジェクトを対象とする。

石油持続可能性プログラムが主導するコンソーシアム

ノバスクリート・コンソーシアムを主導するのは石油持続可能性プログラム(OSP)だ。SPAによれば、このコンソーシアムには国内・国際の主要機関が参加している。具体的にはPIF、サウジ投資リサイクル会社(SIRC)、NEOM、Sika、ClimateCrete、Saudi Readymix Concrete Co、キング・ファハド石油鉱物大学(KFUPM)、キング・サウド大学(KSU)が名を連ねる。

なぜこれほど多様な主体が一つのコンソーシアムに集まったのか。SPAは、ノバスクリートが建設セクターの革新と持続可能な開発を推進するために設立された世界初の取り組みであり、サウジ・ビジョン2030の目標に沿うものだと説明している。コンソーシアムは2025年1月26日に設立された。

目指すのは炭素足跡と水消費の削減

SPAによると、コンソーシアムの目的は建設業の炭素足跡と水消費を減らし、構造物の寿命を延ばし、生産コストを削減し、高度なエンジニアリング技術を現地化することで地域のバリューチェーンを強化し、将来の需要に応えることにある。

では、具体的にどのような技術を扱うのか。SPAは、海水と革新的な現地材料を用いて製造される持続可能なコンクリート・ソリューションの開発と採用の加速に焦点を当てていると伝える。これにはガラス繊維強化ポリマー(GFRP)鉄筋や、建設・解体廃棄物から調達したリサイクル材料が含まれる。

さらにコンソーシアムのメンバーは、建設セクター全体でこれらの応用の範囲を可能にし、拡大する作業を積極的に進めている。SPAによれば、その中には国家基準や建築基準を策定する主導的な取り組みも含まれる。

8部門のうち「Flatwork」で頂点に

ACIの授賞式は毎年開催され、世界の専門家が一堂に会する。SPAは、8つの異なる部門があると伝えている。そのうち「Flatwork」部門が評価するのは、水平なコンクリート表面を持つ革新的なプロジェクトだ。舗装や駐車場、滑走路、商業・産業用の床が該当する。

ノバスクリート・コンソーシアムがこの部門で1位となったことは、海水やリサイクル材料を使うコンクリートの応用が国際的な場で認められたことを意味する。SPAは受賞した具体的なプロジェクトの名称や施工地、使用された材料の詳細までは伝えていない。

コンソーシアムの設立から受賞までの期間は約1年9か月となる。SPAによると、設立は2025年1月26日、受賞の発表は2026年10月18日だ。この間に、コンソーシアムは持続可能なコンクリートの開発と採用の加速、国家基準や建築基準の策定に向けた取り組みを進めてきたとされる。

ビジョン2030との整合

SPAは、ノバスクリートがサウジ・ビジョン2030の目標に沿うものだと明記している。ビジョン2030は経済の多様化や非石油部門の育成を掲げる国家戦略だ。建設セクターの炭素足跡と水消費の削減、生産コストの削減、地域バリューチェーンの強化は、その方向性と重なる。

参加機関の顔ぶれも特徴的だ。PIFやNEOMといった大型プロジェクトを担う主体、SIRCのようなリサイクル企業、SikaやClimateCrete、Saudi Readymix Concrete Coといった資材・コンクリート企業、KFUPMやKSUといった大学が加わる。SPAは、これらが国内・国際の主要機関のネットワークを構成すると伝えている。

SPAが伝えていない点もある。受賞したプロジェクトの具体的な規模、使用された海水やリサイクル材料の量、ACIの他の7部門の受賞者、授賞式の開催地や日時の詳細、コンソーシアムの予算や今後の工程は、この記事の範囲では明らかにされていない。

ノバスクリート・コンソーシアムはどのような組織か。 石油持続可能性プログラム(OSP)が主導し、PIF、SIRC、NEOM、Sika、ClimateCrete、Saudi Readymix Concrete Co、KFUPM、KSUが参加する。SPAによると2025年1月26日に設立された。

ACIの「Flatwork」部門は何を評価するのか。 SPAによると、舗装、駐車場、滑走路、商業・産業用床など、水平なコンクリート表面で特徴づけられる革新的なプロジェクトを対象とする。ACIの賞は8部門で構成される。

コンソーシアムはどのような技術を扱うのか。 SPAによれば、海水と革新的な現地材料で製造する持続可能なコンクリートを開発する。GFRP鉄筋や建設・解体廃棄物からのリサイクル材料を含み、国家基準や建築基準の策定も進める。

受賞はサウジ・ビジョン2030とどう関係するのか。 SPAは、ノバスクリートが建設セクターの革新と持続可能な開発を推進し、ビジョン2030の目標に沿う世界初の取り組みだと説明する。炭素足跡と水消費の削減、コスト削減、地域バリューチェーン強化を目指す。